院長ブログ

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2007.11.27更新


インフルエンザの予防接種がピークで普段の日が結構忙しいので、混雑を覚悟で上野の国立西洋美術館で行われているムンク展に休日に行ってきました。案の定切符売り場から行列でした。

 ムンクは昔から、魂に訴えかけてくるような"叫び"が心に響き、好きでした。独身時代"マドンナ"のパネルを壁に飾っていたのですが、結婚した途端、妻に捨てられてしまった思い出もあります。

 "不安""絶望""吸血鬼""死の苦しみ""屍臭"と恐ろしげなタイトルの作品が続きます。鬱病が急激に増えている現代に生きる人間には(少なくとも私には)むしろ共感を持って受け入れられるものでした。

 中学生以下入場料無料のせいでしょうか、子供たちの姿をおおぜい見かけました。感想を聞いてみたいところでしたが、感動を受けたのでしょうか。いずれにせよムンク好きの子供がどのように成長していくのか楽しみに思いました。

投稿者: 篠崎医院

2007.11.25更新

少し前のことになりますがお叱りを受けそうで書けないでいたことです。

 先日東京国際フォーラムの中島みゆきさんのコンサートツアー2007に行ってきました。お子様が行きそうも無いコンサートで、平日にしては開始時間が18時半と早いため診療を早仕舞いさせていただきました。けしからんと怒らないで下さい。

 中島みゆきさんと言うと、暗いとか病的とか泣いてしまいそうとか、嫌いな人も多いようです。

 確かにエレーンや異国といった救いのない曲もありますが、むしろMaybeや糸、命の別名など傷ついた心を理解して寄り添ってくれるような曲の方が多く、最近では世のおじさんたちに勇気をくれる地上の星や背広の下のロックンロールなどが印象的です。

 この日のコンサートは失恋から立ち直る女性を歌った御機嫌如何にはじまり、歌のイメージとかけ離れた例のようなトークがあり、1人で生まれて来たのだから 、あなたでなければ、 一期一会と寂しさを抱えた人への共感を感じる曲が続き、その後日によって曲が違う3曲(この日はEAST ASIA、蕎麦屋、糸)、かつて高校生の頃聴いて育ったオールナイトニッポンを思い出させるお便りコーナーがあり、宙船やファイトが続きました。"言葉なんて迫力がない、言葉はなんて なんて弱いんだろう"と中島さんのような言葉使いが書いたとは思えない歌詞がとても印象的なボディ・トーク、"頑張ってから死にたいな"の重き荷を負いてもすばらしい迫力で、我々おじさんたちへのエールにきこえる地上の星、背広の下のロックンロールで締めくくられました。最後は会場総立ちでした。

 12月にまた東京にツアーが戻ってくるので、出来ればもう1回聴きに行きたいと思っています。今度は皆様に迷惑をかけないよう週末に行くつもりです。但しチケットをもう持っていないのでオークションで何とかならないか、連日ヤフーを見ています。

投稿者: 篠崎医院

2007.11.25更新

小生江戸川区の介護保険の認定審査委員を務めております。介護保険のサービスを希望された方が、区に申請を出すと、区から調査員がお宅まで伺って調査票を作成して提出します。同時に主治医に意見書の提出が求められます。個人情報を伏せたかたちで、2種類の書類がわれわれ認定審査委員のところに回されて事前に検討のうえ、持ち寄って委員会を開き、申請者が受けられるサービスのランクを決定する仕組みです。

 江戸川区の場合、各委員には3ヶ月に当番の月が回ってきて、その月には普通2回の委員会が開かれます。ここのところ申請者が多いようで今月は委員会が3回、1回当たりの人数も若干増やされています。

 委員会は開催日時ごとの8つのグループにわかれ、各委員が3ヶ月に1度、委員会は4人の委員で行われますから江戸川区には約100人の委員がいることになります。委員は医師や歯科医師、薬剤師、理学療法士、ケアマネージャー、介護施設のスタッフ等から偏らないように選ばれていますが、各委員会に医師は必ず1名は入ることになっています。

 委員会の1週間前になると54人分の書類の束が送られてきます。各人にはコンピュータによって、軽いほうから非該当、要支援1と2、要介護1から5の8段階の一次判定が付けられています。、我々の仕事は書類の隅々まで目を通して、その一次判定で異存がないか、変更するべきとしたらその理由は何かということを考え、委員会当日持ち寄って最終判定をくだすことにあります。具体的な理由なしに一次判定を変更することは許されていません。

 54人分の書類にはそれぞれの方の人生の縮図が詰まっています。若くして認知症におかされた方、癌の痛みで身動きがままならない方、不自由な体で人の力を借りず独力でやっていこうとされる方、介護していた方が耐え切れなくなって助けを求めているケースなど実にさまざまです。これほど重い読み物は他に無いかもしれません。酒飲みの小生もこの書類の束に目を通すときは酒を控えております。

 今週はまた委員会です。3晩かけて書類の束には目を通し終わりました。あとは心の準備です。

投稿者: 篠崎医院

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