院長ブログ

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2003.09.01更新

ホームページを立ち上げるにあたり、医学的なこと、個人的なこと、趣味のことなど内容にとらわれず思いつくまま、気の向くままの不定期更新で、書き連ねていきたいと思います。少しの間おつき合いください。

私たちの社会は日々複雑化して、スピードアップを続けています。不況やリストラは逆風となって吹きつけます。そこから受けるストレスは増える一方です。適度なストレスはやる気を引き出しますが、過度なストレスが続くと心身の不調をもたらします。そんな今、鬱(うつ)病が増えています。

あなたは夜十分に眠れないのではありませんか?食事が何を食べても美味しくないと感じられるのではありませんか?毎日がつらくはないですか?身体の症状に一日中とらわれて悪い方にばかり考えていませんか?

ひとつでも思い当たるあなた、検索エンジンで飛ばされてきたあなた、あなたのことですよ、立派な鬱病候補生です。

真面目で几帳面、責任感が強く完璧主義者のあなたは、一生懸命ストレスに負けないように、仕事でも家庭でも頑張ってきました。嫌なことも我慢してきました。しかし人が出来る頑張り、耐えられる我慢には限界があります。やがてストレスはあなたの限界を超え、心身の不調を来たすに至ります。心身の不調はまた新たなストレスとなって、あなたを責めさいなみ、真面目なあなたは自分の努力不足と自らを責め、よりいっそう頑張ろうとしますが、出口は見つからず、やがてあなたは鬱病の闇のなかに落ち込んでいってしまいます。

鬱病の闇、それは理由もなくつらく、体はたとえようもなくだるく、この世には救いが見つからない、自らには何の価値もなく思われ、考えることはただ死ぬことだけ、そんな世界です。

鬱病は病気です。ありふれた、誰でもかかる可能性のある心の病気です。気の持ちようが悪いわけでも、努力不足でも、まして気がおかしくなったわけでもありません。必要なのは休養と薬であって、叱咤激励ではありません。

悩みや苦しみを一人で抱え込んでいないで、誰かに力を貸してもらいましょう。決して恥ずかしいことではありません。あなたのことを必要としている人が必ずいます。あなたが愛している人も必ずいるはずです。その人たちのことを考えて、決して早まったことはしないでください。否定的思考は鬱病の症状の一つです。鬱病が改善すれば必ずなくなるはずです。

あなたを支えたい人間はここにもいます。もしあなたが精神科を受診することに抵抗があるならば、一介の内科医の私ですが、お手伝いをさせてください。病状によってはやはり精神科受診をお勧めするかもしれませんが、悩みや苦しみを打ち明けてくださるだけでも闇からの脱出の第一歩となるはずです。終わらない夜がないように、いつかは生きていて良かったと思える日がきっときます。さあ、新しい第一歩を一緒に踏み出しましょう。

投稿者: 篠崎医院

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